オレンジ色の空

還暦を迎えた主婦の想いをのんびり綴っています

八月十五日

今日は旧盆の中日であり、終戦記念日でもありますが、私の母の8回目の命日でもあります


母はマイペースで、負けず嫌いで、少し間が抜けている所があり、買い物に行って、サザエさんみたいに、財布を忘れて帰って来る事も有る様な人でした


そして仕事を持ちながらも、母として、家の事や子供3人の世話を精一杯してくれました


ずっと、わがままな夫である父には苦労させられていましたし、出来の悪い子供達に心配のし通しだったと思います


果たして母は『幸せな人生だった』と思っていたのでしょうか?

今となってはわかりません



実は私は、特発性大腿骨壊死症を発症した頃、精神的に参ってしまい、母に「どうしてこんな弱い体に産んだの!」と酷いことを言って、当たってしまった事をずっと後悔していました


母が亡くなる一週間前に、とりあえず何とか「生まれて来て良かったよ」と言えましたが、それは私の、悪い事を言ったという罪の意識からの言葉だった様に思います

その時、母は何も言いませんでしたが、ただ黙って私の顔を見ていました


どう思っていたのでしょうね?


それでも、母が亡くなって、納棺の時に、『産んでくれありがとう』と心から言えた事が、最初で最後の親孝行になったかなと、勝手ながら思っています




今日は一日、平和を祈念し、先祖に感謝しつつ、母を偲ぼうと思います