オレンジ色の空

還暦を迎えた主婦の想いをのんびり綴っています

『モモ』  〜読書〜



「モモ」です


有名な児童書で時間泥棒の話ですよね?、タイトルは知っていたのですが、初めて読みました😅


映画化されていますが、これも観ていません


著者のミヒャエル・エンデは、ご存知の方も多いと思いますが「映画ネバーエンディングストーリー」の原作者ですね


どちらもファンタジーで、私の好きなジャンルです❤️

ファンタジーって時々、哲学的なメッセージが有ると思うんです


この「モモ」もそう感じる部分が所々に有りました


例えば

モモの道路掃除夫ベッポの言葉


〜一度に道路全部のことを考えてはいかん、わかるかな?次の一歩のことだけ、次のひと呼吸のことだけ、次のひと掃きのことだけを考えるんだ。いつもただ次のことだけをな〜


マイスター・ホラの言葉


〜時間というものには、始めがあった以上、終わりもある。だが終わりは人間がもはや時間を必要としなくなった時に、初めてやってくるのだ〜



終盤には


『ほんとうの時間というものは、時計やカレンダーでははかれるものではないのです』


という文章が書かれています



訳者の大島かおり氏はこの物語のテーマになっているのは『時間』

だとあとがきで述べています


私はもう一つ、『死生観』も含まれている様な気がして、色々考えさせられる事が多い物語でした





皆さん、秋の夜長にファンタジーなどいかがでしょうか?🍁📕

今日も一日お疲れ様でした